日本語と中国語で同じ漢字を使っているのに意味が異なる言葉が存在します。
今日は、その中から驚くほど違っており、意思の疎通(そつう)を妨げ、時としてトラブルの原因になりうるものを10語選び、それぞれの意味の違いを説明します。
目次
中国と日本で意味が異なる驚きの言葉10選!
1.挨拶
中国語の「挨」には「耐え忍ぶ」という意味があり、「拶」は刑罰(けいばつ)の道具を指します。
そのため、「挨拶」は文字通りには「拷問(ごうもん)を受ける」という解釈(かいしゃく)ができます。
そのため、中国人が「挨拶(あいさつ)」という漢字を見ると、無意識のうちに拷問(ごうもん)を受けたときの苦痛を想像します。
実際、かつて中国作家代表団が日本を訪れた際、「馬烽氏挨拶」と書かれたプログラムを見てギョッとしたというエピソードがあります。彼は、この表現を見て、自分が拷問(ごうもん)されるのではないかと心配したそうです。
2.愛人
日本語では不倫相手(ふりんあいて)を意味する言葉ですが、中国語では配偶者(はいぐうしゃ)、妻、夫を指す言葉です。
そのため、中国人から「あなたは愛人がいますか?」と聞かれるとドキッとしてしまいそうですが、これは「配偶者(はいぐうしゃ)がいますか」と聞いていますので、驚かないようにしましょう。
3.老婆
日本語では年配の女性を指す言葉ですが、中国語では「妻」を意味します。これは、文化的な背景から来ており、中国では自分の妻を「老婆」と呼ぶことが一般的です。うら若き妻でも「老婆」となるわけです。
4.手紙
日本語では「手紙」は文書を指し、誰かとコミュニケーションを取るためのものですが、中国語では「手紙」は「トイレットペーパー」を意味します。このため、誤解を招く可能性があります。
5.読書
日本語の「読書」は本を読むことを指しますが、中国語では「勉強」という意味になります。つまり、知識を得る行為としては共通していますが、言葉自体は異なる意味をもっています。
6.勉強
日本語では学ぶことを指す「勉強」が、中国語では「無理強いする」や「無理やり」という意味になります。このため、勉強という言葉が持つニュアンスが大きく異なります。
7.可憐
日本語では、「いじらしい」「かわいらしい」といった意味合いで使われますが、中国語では「かわいそう」というかけ離れた意味になってしまいます。
中国語ではマイナスなイメージになりますので、間違っても好きな女性には使わないようにしましょう。
8.高校
日本語の「高校」は高等学校を指しますが、中国語では「大学」を意味します。
そして、日本の高校に相当する言葉は、「高中」となります。
ややこしいですね。【><】
9.算数
日本語で小学校の教科として使われる「算数」ですが、中国語では「約束を守る」や「効力などを認める」という意味になります。このように、日本と中国ではまったく異なる概念に変わってしまいます。
10.怪我
日本語では怪我は転んだりして体が傷ついた時に使いますが、中国語では 「私のせい」という意味で使われます。
相手から責任を問われたときなどによく使う言葉です。
このように、日本語と中国語は、同じ漢字を使用しているにもかかわらず、その意味や用法が大きく異なる場合があります。これは、漢字が日本に伝わる過程で、意味が変化したり、文化的背景によって異なる解釈が生まれたためです。
そのため、中国語を学ぶ場合には、同じ漢字でも異なる意味をもつ場合があることに留意(りゅうい)する必要があります。
おわりに
今日は、中国と日本で意味が異なる驚きの言葉10個を厳選して書いてみましたが、いかがでしたか?
間違っても、意中の中国人女性に、「あなたは可憐ですね」などと言わないようにしたいものです。【><】
「あたしが可憐って、どういうことニャン!」「イタイ!」
出典:https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/
あらあら!(゚o゚)
猫ちゃんたち、出逢ったその日に早速喧嘩になってしまったようです。【><】