トイレットペーパーを何枚重ねても、大便に含まれる大腸菌(だいちょうきん)は通過するという話があります。
これは、本当なのでしょうか?
トイレットペーパーを何枚重ねても大腸菌は通過する?
トイレットペーパーをたくさん重ねれば、大腸菌は通過できない。
日本防菌防黴学会(にほんぼうきんぼうばいがっかい)による、トイレットペーパーが大腸菌(だいちょうきん)を通過させるかどうかについての研究があります。
この研究によれば、トイレットペーパーをたくさん重ねることで、手から移る大腸菌群(だいちょうきんぐん)が検出されなくなるという結果が報告されています。
これは、トイレットペーパーには非常に小さな穴が開いており、そのため大腸菌(だいちょうきん)が容易に通過してしまうことを示しています。
トイレットペーパーは何枚重ねれば良い?
トイレットペーパーを36枚重ねれば、大腸菌(だいちょうきん)は通過できない。
日本防菌防黴学会(にほんぼうきんぼうばいがっかい)による具体的な実験では、大腸菌(だいちょうきん)を含む液体を少量トイレットペーパーに垂らし、何枚まで通過するかを確認しました。
すると、36枚重ねることで菌数が0になったといいます。
したがって、35枚重ねても、まだ大腸菌(だいちょうきん)が通過する可能性があるため、注意が必要です。
最低でも、36枚重ねなければ、大腸菌(だいちょうきん)が完全に防げないことがこの実験で分かります。
36枚重ねれば本当に大丈夫?
十分とはいえない。
大腸菌(だいちょうきん)を完全に防ぐためには、トイレットペーパーの重ね枚数を増やすだけでは十分ではありません。トイレット後の手洗いも必須です。
感染症(かんせんしょう)を予防するためには、手の指の間や爪の間、手首までしっかりと洗うことが推奨(すいしょう)されています。
このように、複数の対策を組み合わせ、衛生管理(えいせいかんり)を行なうことが、感染症(かんせんしょう)の予防には重要となってきます。
おわりに
今日は、トイレットペーパーを何枚重ねても、大便に含まれる大腸菌は通過するのかという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
「ねえ、ボクはどうしたらいいワン?」
あらあら。!(゚o゚)
このワンちゃん、どうも粗相(そそう)をしてしまい、お尻をきれいにするにあたって大腸菌(だいちょうきん)の心配をしているようです。
「ワンちゃーん。キミは、手を使わないから、大腸菌(だいちょうきん)の心配はないよー」(^O^)
動物は、排便後(はいべんご)に紙を使わなくていいところが、面倒がなくてうらやましいですね。(^^)