事故や災害を伝えるニュースで、「〇人が軽傷(けいしょう)」「△人が重傷(じゅうしょう)」「□人が重体(じゅうたい)」などという言葉を耳にします。
そもそも、これら「軽傷」「重傷」「重体」は、どう違うのでしょうか?
「軽傷」「重傷」「重体」の違いとは?
法的な用語としてこれらの言葉が使われるのは、警察や民事訴訟(みんじそしょう)の場です。
その定義によれば、「軽傷」は全治1ヶ月(30日)未満の負傷、「重傷」は全治1ヶ月以上の負傷、「重体」は命に関わるレベルの負傷のことです。
一方、似たような言葉に「軽症(けいしょう)」「重症(じゅうしょう)」があります。
これは、内的な病気も含めた表現です。
救急隊員などが用いる「傷病者重症度分類表(しょうびょうしゃ じゅうしょうど ぶんるいひょう)」によれば、入院を必要としないものを「軽症」、生命の危険があるものを「重症」と呼びます。
そして、生命の危険はないものの、入院の必要がある場合は「中等症(ちゅうとうしょう)」、生命の危険が切迫しているのは「危篤(きとく)」と分類されています。
おわりに
「大変だ! 高速道路が『重体』ニャン!」「待って! ボクも助けに行くニャン!」
写真はこちらからお借りしました。
今日は、「軽傷」「重傷」「重体」、そして「軽症」「重症」などの違いについて書いてみましたが、いかがでしたか?(^^)
「軽傷」と「軽症」は発音すると同じ音になりますし、紛らわしい言葉たちですね。(^^;