日本では通常、選挙(せんきょ)の投票日(とうひょうび)は日曜日です。
一方、アメリカの大統領選挙(だいとうりょうせんきょ)の投票日は、11月の第1月曜日となっています。
これは、何故なのでしょうか?
カトリックの祝日である11月1日が投票日になるのを避けるため
アメリカの大統領選挙は、11月の第1月曜日に実施(じっし)されます。
正確には、「第1月曜日の次の火曜日」ですが、これは、カトリックの祝日(しゅくじつ)である11月1日が投票日になるのを避けるためだといいます。
「みんな、選挙に行こうニャン!」
写真はこちらからお借りしました。
「11月」と「火曜日」にも理由が
さらには、この「11月」と「火曜日」というのにも理由があります。
アメリカは、かつて農業国(のうぎょうこく)でした。
そのため、農繁期(のうはんき)を避け、収穫(しゅうかく)を終えて本格的な冬が到来(とうらい)する前の時期(じき)として11月が選ばれました。
そして、日曜日はキリスト教の安息日(あんそくび)で、投票所(とうひょうじょ)は都市にしかなく、移動手段(いどうしゅだん)が馬車であったために、当票には時間がかかりました。
そこで、月曜日に出発して投票できる火曜日を当票日としたのです。
おわりに
いかがでしたか?
アメリカの国土の大きさと歴史、そして選挙重視の思想が感じられる話ですね。(^^)