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鉄道会社の中には、「鉄」という漢字が嫌いなところがあります。
たとえば、東日本旅客鉄道(JR東日本)のロゴマークを良く見てみると、「鉄」ではなく「金」へんに「矢」となっていることが分かります。
それでは、何故このようになっているのでしょうか?
鉄道会社が「鉄」の漢字を嫌っている理由は?
鉄道会社が「鉄」の漢字を嫌っている理由は、単純明快(たんじゅんめいかい)です。
それは、「鉄」では「金を失う」と読めるため、縁起が悪いからです。
一方、矢であれば、スピード感と「目的地に向かって行く」という2つの良いイメージが想起されます。
そのため、鉄道会社の一部では、ロゴを強いてこのような文字にしているのです。
ただ、「金へんに矢」は、本来「やじり」の意味をもつ「鏃」という字の略字体で、「鉄」とは意味が異なります。
ほかにも、JRの北海道、東海、西日本、九州の各社も、金へんに「矢」をロゴに使っています。
漢字「鉄」の語源は「お金を失う」ではない
博打で全財産を失った女性
ちなみに、漢字「鉄」の語源は、「お金を失う」という意味ではありません。
鉄は「鐵」の略字体で、右側のつくりの部分は「漆(うるし)」の意味です。
鉄は、金へんと漆から成り「錆(さ)びて漆のように赤くなる金属」を意味しているのです。
おわりに
今日は、鉄道会社は「鉄」の漢字が嫌いだったという話をかいてみましたが、いかがでしたか?
鉄道といえば、駅に設置された切符券売機で、大人が子供用の切符で入場する不正を、どうやってチェックしているのでしょうか?
答えは、以下の記事をお読みください。