警察庁(けいさつちょう)と警視庁(けいしちょう)は、どう違うのでしょうか?
日夜、日本の治安(ちあん)を守る警察。
その警察は、国の機関である警察庁と、第一線を担う都道府県の警察とで組織されています。
そして、都道府県の警察のうち、都の警察を警視庁といい、道府県は警察本部と呼びます。
警察庁は、国全体の警察事務を担当し、警視庁は、道府県警察本部と同様の仕事を、東京でしています。
警察制度は、明治の初期に発足されましたが、その際、首都の治安は国が守るべきだという考え方から、地方とは別格の警視庁が設けられ、現行の警察法もこの呼び名を踏襲(とうしゅう)しました。
トップの呼び名は、警察庁は長官、警視庁が警視総監(けいしそうかん)で、道府県は警察本部長となっています。