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清涼飲料水などの原材料名に書いてある、「果糖ぶどう糖液糖」とは、どのようなものなのでしょうか?
「果糖ぶどう糖液糖」とは、果糖分が50%以上のもの
まず、ぶどう糖は、トウモロコシやイモなどのでんぷんから分離した、甘味のある糖類の代表選手です。
そして、そのぶどう糖よりも甘いのが果糖で、これは果物に含まれているものですが、今はさまざまな技術を使うことにより、ぶどう糖を果糖に変えることができるようになり、飲料などの原料に広く使われています。
1980年(昭和55年)に日本農林規格(JAS)で、ぶどう糖を果糖に変えた異性化液糖(いせいかえきとう)のうち、果糖分が50%以上のものを「果糖ぶどう糖液糖」、50%以下のものを「ぶどう糖果糖液糖」と呼ぶことになりました。