えっ? 思うかも知れませんが、実は、自分の本籍地は好きな場所に移せるということをご存じですか?
自分の本籍地は好きな場所に移せる
日本では、自分の戸籍(こせき)がある場所・「本籍(ほんせき)」を、国内で住所表示のある場所であれば、どこへでも移すことができます。
手続きは簡単です。
近くの役所へ行って、転籍届けを出すだけです。
が、もしもあなたが戸籍の筆頭者(ひっとうしゃ)やその配偶者でないのなら、分籍届(ぶんせきとどけ)を出すことになります。
本籍は、かつては戸籍の管理場所を示す情報として、行政の中では重要なものでした。
が、今では住民票などで住民データを把握(はあく)し、税金も徴収できるため、現住所と本籍地が異なっていても、特に問題はなくなっています。
実際、2011年(平成23年)現在、高校野球の聖地であり、プロ野球・阪神タイガースの本拠地でもある甲子園球場の所在地である「兵庫県西宮市甲子園町1番」に本籍を置く人が、約700人もいるといいます。