吉田茂が3匹の飼い犬につけた名前がサン・フラン・シスコだったということをご存知ですか?
吉田茂は3匹の犬にサン・フラン・シスコと名前をつけた
1951年(昭和26年)、日本はアメリカをはじめとする48ヶ国との間でサンフランシスコ条約を締結(ていけつ)し、主権を取り戻しました。
そして、このときの日本側の首相は吉田茂でした。
吉田茂は、大物政治家である一方、愛犬家でもありました。
彼の犬好きは有名で、ドラマで見たシェパードを欲しがったり、公務の帰りに犬を買ってきてしまったりなどと、相当な犬好きでした。
吉田茂のそんな様子に、周囲からは「ワンワン宰相(さいしょう)」とあだ名がつけられたほどで、多いときには、10匹以上の愛犬と暮らしていたそうです。
さて、彼は念願の講和(こうわ)を果たした記念に、現地でケアンテリアという、日本では珍しい犬をつがいで購入し、帰国します。
そして、オスには「サン」、メスには「フラン」、2匹の間に生まれた最初の子犬には「シスコ」と名づけ、とても可愛がったといいます。