1958年(昭和33年)の開業以来、東京のシンボルとして多くの人たちに親しまれている東京タワー。
この東京タワーですが、意外と知られていないのが、その材料の一部に米軍の戦車が使われているということです。
東京タワーの建築当時、とある業者が、1950年からの朝鮮戦争で壊れた戦車約90両(M4とM47)を米軍から購入し、これを墨田区の解体業者である高野工業所が解体。
製鉄会社にこのくず鉄が運ばれ、鋼材(こうざい)に生まれ変わりました。
そして、その1000トン~1500トンもの鋼材が、東京タワーの展望台よりも上の部分に使われたのです。
この鋼材の使用量は、タワー全体の重量比でいうと、1/3を占めているといいます。