ヘリコプターのエンジンが、もしも空中で止まったらどうなる?

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ヘリコプター

素朴(そぼく)な疑問ですが、ヘリコプターのエンジンが、もしも空中で止まったらどうなるのでしょうか?

ヘリコプターのエンジンが、もしも空中で止まったらどうなる?

エンジンが止まっても墜落しない。

飛行機は翼があるので、もしもエンジンが止まったとしても、操縦系統さえ無事であるなら、グライダーのように何とか滑空(かっくう)して着陸できるのではないかと推測(すいそく)できますね。

それでは、ヘリコプターはどうでしょうか?
ヘリコプターは、飛ぶための装置としてはローターしかありませんので、エンジンが止まってローターの回転が止まってしまった、即墜落(ついらく)となるように思えます。

しかしながら、にわかには信じがたいかも知れませんが、一般的な飛行条件にある場合には、ヘリコプターはエンジンが止まっても墜落しません。
エンジンが止まったら、自力でローターを回せなくなるのは当然ですが、この場合、ローターのブレード(羽根)の角度を調整することで、空気の流れによる力で、ローターを回すことができるのです。

具体的には、以下のようにします。
エンジンが止まったら、素早く、最もローターの回転を維持しやすいようにブレードの角度を調整します。
続いて機首を上げ、さらにブレードの角度を調整し、ローターの回転エネルギーを利用して機体の急降下にブレーキをかけることで、着地することが可能です。

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