夏になると、体が疲れやすくなります。
日によっては、特に何もしていないのに、部屋にいるだけで体がダルい日があったりします。
これは一体、何故なのでしょうか?
夏になると疲れやすくなるのは何故?
疲れは、発汗(はっかん)作用と深い関係があります。
つまり、汗を大量にかく夏は、体が疲れやすいのです。
気温が上昇すると、体温も上がります。
が、これを抑えているのが発汗です。
汗をかくことによって、体の余分な熱を放出し、体温を一定に保っているのです。
夏場にたっぷり汗をかくのも、体温調整のため。
夏場は、特に運動をしない日でも、汗の量は1日2~3リットルにも及びます。
問題は、汗を蒸発(じょうはつ)させるときに、エネルギーを消費することです。
”2~3リットルの発汗に必要なエネルギーは1000キロカロリー以上といわれますが、これはクロールで1時間泳いだときの消費量とほぼ同じ”です。
暑くて、しかも食欲が落ちているときにこれだけのエネルギーを使うのです。
疲れを感じるのも、当然のことなのです。