全国どこでも、パトカーの色は白と黒。
ドライバーなら誰でも、自分の車の数台前を白と黒の車が走っているのを見て、ドキッとしたことがあるはずです。
さて、パトカーが本格的に導入されたのは昭和25年のことですが、当時の配色は白と黒ではなく、シルバーグレーでした。
現在の配色になったのはその5年後の昭和30年のことで、昼でも夜でも、また遠くにあっても、他の車より目立ち、特異性(とくいせい)が感じられる色ということで、白と黒の2色に決定されました。
また、当時は舗装(ほそう)されていない道路が多く、ピカピカに磨かれた車もあっという間に汚れてしまうような状態でした。
そのため、多少汚れても目立つように、パトカーの下半分を黒に、上半分を白に塗ることになったようです。