「土用の丑の日」は、平賀源内のアイディアで生まれたものだった?

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土用の丑の日 ウナギ

日本でウナギが一番食べられる日といえば、夏の「土用の丑の日(どようのうしのひ)」でしょう。
ウナギは、夏バテ予防の効果もあるとされています。

といっても、ウナギは高級品なので、お財布と相談しながら、なのですが…。
でも何故、他の魚ではなくて、ウナギなのでしょうか?

「土用の丑の日」は、平賀源内のアイディアで生まれたものだった

土用の丑の日は、「丑」という字ににらみ、昔は肉牛のように黒いものを食べる日とされていました。
何故黒いものなのかというと、フナ、コイ、ナマズ、ウナギ、シジミ、ナスビなど、黒いものにはビタミンAが豊富に含まれていて、暑さで体力を消耗する時期に食べると元気が出ることを、昔の人は経験的に知っていたからです。

さて、この日がウナギを食べる日となったのは、江戸時代の医者・文学者・俳人・地質学者・発明家と、多彩な才能を発揮した平賀源内(ひらがげんない、1728年(享保13年) – 1780年(安永8年))の発案によるものだといわれています。

平賀源内
平賀源内

あるとき、彼はウナギ屋に、「夏でも客が来るようなアイディアを考えてくれ」と頼まれました。
そこで、「土用の丑の日はウナギの日」という宣伝コピーを考えました。
これが、いつの間にか定着して、この日にウナギを食べる習慣ができてしまったといわれています。

平賀源内はまた、1769年(明和6年)にはCMソングとされる歯磨き粉「漱石膏」の作詞作曲を手がけ、1775年(安永4年)には音羽屋多吉の清水餅の広告コピーを手がけており、それぞれ報酬を得ていることから、日本におけるコピーライターのはしりとも評されています。

平賀源内といえば、静電気の発生装置であるエレキテルなどを発明したことで世に知られています。

エレキテル
エレキテル

いずれにしても、このような商才まであったとは驚きですね。

参考にしたサイト
平賀源内
https://ja.wikipedia.org/wiki/平賀源内

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