夜空を眺(なが)めると、星がチカチカとまたたいているのが見えます。
しかしながら実際には、星はまたたいてなどいません。
え? それは一体、どういうことなのでしょうか?
実は、星はまたたいてなどいない
夜空に輝いているのは、そのほとんどが太陽と同じ恒星(こうせい=自ら光を発している星)です。
恒星から発せられた光は、宇宙空間を通って、地球にまで届きます。
ところが、地球には大気があります。
大気とは、空気の層(そう)のことですね。
星の光は、私たちの目に届く前に、この大気を通ります。
空気は、温度が高かったり、風が吹いたりすることによって、その密度(みつど)が変化し、揺らぎます。
そして、この大気の揺らぎによって、星がまたたいて見えるのです。
そのため、地平線に低い位置にある星は、天頂(てんちょう)にある星よりも通過する空気の層が厚いために、良くまたたきます。
星が、本当にまたたいているかどうかは、地球の外に出て星を観測すれば分かります。
宇宙空間から星を眺めた場合、星が瞬くことはありません。
ちなみに、以下の写真ですが、
どうも、キツツキが木を”またたたいて”いるようです。【><】