「猿まね」という言葉がありますが、猿は、本当に人のまねをするのでしょうか?
猿まねの意味は?
猿まねとは、猿が人間の動作を見て、そのとおりにまねることをいいます。
ここから転じて、よく考えもしないで、他人のまねをすることをいいます。
「あの人の芝居は猿まねだね」
といったように使われます。
猿には、本当に「猿まね」をする?
さて、結論を先に書けば、猿は「猿まね」をしません。
というよりも、できないのです。
それは一体、どういうことでしょうか?
他の人のやっていることをまねするためには、高い知能が必要です。
しかしながら、猿にとって、「猿まね」は簡単にできるものではないのです。
訓練しないと、できないものなのです。
そのような意味で、「猿まね」というのは嘘ということになります。
「猿まね」いわば模倣(もほう)は、われわれヒトの祖先が、チンパンジーの祖先と枝分かれした後、およそ500万年後に獲得(かくとく)した、ことばに匹敵(ひってき)するほど重要な能力とされています。
ヒトは、生まれながらにして、模倣できる能力をもっています。
が、猿には、それがないのです。
参考にしたサイト
サルはマネしない!?
http://www.seibutsushi.net/blog/2008/08/000551.html