文字の順番がめちゃくちゃなのに、何故か読めてしまう文章がある? – タイポグリセミアの不思議

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本を読む少女

タイトル通り、文字の順番がめちゃくちゃなのに、何故か読めてしまう文章があります。
論より証拠、以下の文章をお読みになってみてください。

文字の順番がめちゃくちゃなのに、何故か読めてしまう文章がある

「こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。 どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ? ちんゃと よためら はのんう よしろく 」

どうですか?
文字の順番がめちゃくちゃなのに、ちゃんと読めたのではないでしょうか。

脳は、単語の最初と最後の文字だけを見て理解している

何故、このようなことが可能なのでしょうか?
これは、イギリスのケンブリッジ大学の研究結果によるもので、人間の脳は、単語の最初と最後の文字だけを見て理解しているということのようです。

人間は、文字の最初と最後の文字さえ認識できれば、 あとは今までの経験や記憶、さらに前後の文章と照らし合わせながら、自動的に予測機能が働き、読めてしまうということなのです。

このような現象を、タイポグリセミア(Typoglycemia)と呼びます。

考えようによってはいい加減な処理といえますが、きっと、この正確でないところが、人間の脳のいいところなのでしょう。

一体、このような文章をコンピュータに読み込ませて、正しい日本語にできるのでしょうか? 興味はつきません。

コンピュータは、正確無比で、決して誤りを犯しません。
コンピューターにとっては、基本的に正しい答えはひとつです。
がこれは、人間にたとえれば、能力はずば抜けて高いけれども、融通(ゆうづう)のきかない頑固者ということになるでしょう。

もしもコンピューターが、この文章を正しく読めるぐらいいい加減な機械だと楽しいかもしれませんね。
が、そんなコンピューターでは、仕事には使えないでしょうけれど…。

ともあれ、このような文章が、苦もなく読めてしまう人間の脳って、すごいものですね。

参考にしたサイト
めちゃくちゃなのに、なぜか読めてしまう文章 | 合コンで使える雑学・ネタ
http://goukonken.web.fc2.com/zatsugaku.html

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