えっ? タータンチェックは計算機だった? – タータンチェックの起源を探る

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タータンチェック

多色の糸で、綾織りにした格子柄の織物、タータンチェック。
このタータンチェックが、実は計算機だったということをご存じですか?

タータン・チェックとは何?

スコットランドの代表的な布柄。

スコットランド布の代表的な柄がタータン・チェックです。
スコットランドは、キルト(スカート型の衣装)を履いた男性がいる国です。

スコットランドでは、タータンチェックは旧家の家柄を示すという由緒ある模様で、今や世界的にポピュラーな柄となっています。
日本では、女子学生のスカートの柄としても使われていますね。

女子学生のタータンチェック柄のスカート

しかしながら、タータン・チェックの誕生は、家柄とはまったく関係ないところにありました。
タータン・チェックは、なんと、計算機だったのです!

タータンチェックは計算機だった?

イエス。タータンチェックは、携帯用の計算機だった。

計算機

西洋では、紀元前から大理石の板の表面に平行線を何本か刻み、その上に小石を並べて計算機として使っていました。
模様を使用して一の位、十の位、と筋を決め、そろばんのように使うのです。

その後、机の表面に線を入れて、計算テーブルとなりました。

ただ、この「そろばん」は持ち運ぶのが大変です。
そこで、これを持ち運べるように改良して作られたのが、線を入れた計算布(チェッカー・クロス)だったのです。

そして、このチェッカー・クロスが広く普及し、現在ではタータン・チェックと呼ばれるようになりました。

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