アメリカのデニス・ホープ(Dennis Hope)という人が設立したルナエンバシー(Lunar Embassy)という会社が、月の土地を販売しています。
1エーカー(1200坪)で3000円くらいという破格の安さです。
1967年に批准された宇宙条約によれば、国は、月をはじめとする天体の所有権を確保できないとあります。が、個人や企業の所有は禁じられていません。
デニス・ホープ氏は、この盲点を突いて合法的に月を販売しようと考え、1980年にサンフランシスコの行政機関に出頭して所有権の申し立てを行ったところ、正式に受理されました。
これを受けて同氏は、念のために月の権利宣言書を作成し、国連、アメリカ合衆国政府、旧ソビエト連邦に提出しました。
結果、この宣言書に対しても異議申し立て等がなかったため、氏はLunarEmbassy.LLC(ルナ・エンバシー社:ネバダ州)を設立。月の土地を販売して、権利書を発行するという「地球圏外の不動産業」を開始しました。
ルナエンバシージャパン
http://www.lunarembassy.jp/