世の中には、時として、常識では考えられない不思議なことが起こることがあります。
今日は、そのような話をひとつご紹介したいと思います。
「ペロッ!」とひとなめして病気を治す犬、サイモン君
かつて、イタリア北部のゲーアという小さな村に、「ペロッ!」となめて不治(ふち)の病を治してしまう、ありがたい犬がいました。
その犬の名前は、サイモン君。
このサイモン君、実はのたれ死に寸前のところを、ルシア・マーローさんに助けてもらったのが事の発端です。
命の恩人に返したお礼が、奇跡を起こしたのです。
ルシア・マーローさんは、5年前に失明していたのですが、なんと、サイモン君がペロッと彼女の顔をなめると、左目の視力が戻ったというのです!
が、サイモン君が起こした奇跡は、これだけではありません。
事故の後遺症(こういしょう)で、長年背中の痛みで苦しんでいた猟師のロコ・モレリさんも、サイモン君の「ペロッ!」で、なんと、その痛みから解放されていたのです!
ヨハネの福音書9章に、イエス・キリストが盲人の目を開けたという記述がありますが、なめるだけで不治の病を治してしまう犬がいたなんて、ほんとうに驚きですね。