風邪とインフルエンザを同じものと考えている方が多いようです。
が、この2つはまったくの別物です。
風邪とインフルエンザはまったくの別物
風邪をひいたときに現われる多くの症状は、のどの痛み、鼻みず、くしゃみや咳(せき)などが長く続くことで、全身症状はあまり見られない、比較的軽い病気です。
発熱も、インフルエンザほど高くなく、微熱程度ですむことがほとんどです。
が、少々重めのかぜと、比較的軽いインフルエンザの場合には、なかなか区別がつかないこともあります。
いろいろな病原体(細菌やウイルスなど)の感染でおこりますが、急激な温度変化や疲れなどから「風邪をひく」こともあります。
一方、インフルエンザは、風邪の病原体とは違う、インフルエンザウイルスの感染でおこる病気です。
ウイルスが感染すると、1~3日間の潜伏期間を経て発症します。
典型的なインフルエンザの症状は、突然の高熱、全身のだるさや筋肉・関節の痛みをともなう全身症状の強い病気で、高齢者では肺炎、小児ではひきつけや脱水症、急性脳症(きゅうせいのうしょう)などの合併症(がっぺいしょう)を起こすことがあり、ときには命にかかわることもある怖い病気です。
インフルエンザにかからないようにするためには、ウイルスに感染しないよう、衛生面に注意することが最善の予防策となります。
具体的には、うがい、手洗いをこまめに行なうほか、適度な運動、バランスのよい食事をし、また極端な厚着は避けるなど、ふだんから抵抗力を養う身体づくりを心掛けることも大切です。
かぜとインフルエンザの違い|テルモ体温研究所
http://www.terumo-taion.jp/fever/influenza/difference/