こげた魚を食べるとがんになるという話がありますが、これは本当なのでしょうか?
こげた魚を食べるとがんになるって本当?
こげた魚や肉を食べるとがんになるという話は、誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは、かつて国立がんセンターが作成した、「がんをふせぐ12カ条」というものの中に、食べ物の「こげた部分は避ける」というフレーズが入っていたことからも、その信憑性(しんぴょうせい)は高いといえます。
しかしながら、これは少々誇張(こちょう)が過ぎます。
確かに、肉や魚に含まれる焼けこげ物質をマウスに投与すると、肝臓がんになることが分かっています。
ただし、体重60kgの人ががんを発症するには、毎日1トン以上のこげを食べ続けなければなりません。
このことを考え合わせれば、現実的にがんになる可能性は極めて低いといえます。