風邪やインフルエンザなど、病気で発熱したときに日常的に使われる体温計。
この体温計の目盛りを良く見ると、上限が42度までしかありません。
これは、何故なのでしょうか?
体温計の目盛りが42度までしかないのは、それ以上熱が出ると、人間は死んでしまうからです。
一般的に、41度の熱が出た段階で、人は意識を失い、42度に達すると、人体を構成するたんぱく質はゆで卵のように固まりはじめ、筋肉も脳も回復不可能なダメージを受けます。
しかしながら、体温がたとえ42度以上の高熱状態になったとしても、短時間であれば生き延びる可能性はあるそうです。
実際、1988年に、アメリカで熱中症の患者が病院に運び込まれた際、その体温は46.5度もありました。
が、24日間の長期入院を経て回復し、退院したという例もあります。