子供の数が少なくなって、最近は教育熱心な親たちが増えています。
赤ん坊が生まれるや、すぐに高価な絵本だの、頭脳開発玩具だのを買い与え、時には生まれる前から胎教(たいきょう)と称してクラシック音楽に耳を傾けたりします。
教育熱心なのは良いとしても、幼児のうちからあまりにも子供に本を読ませるのは考えものです。
というのも、子供のうちは誰でも遠視ぎみで、こまかい絵などを長時間みていると、近視になってしまうからです。
子供をひざに抱いて本を読んでやる親は多いですが、これなども百害あって一利なしといえます。
子供が小さいうちは、子供が自分で本に焦点(しょうてん)を合わせられるよう、好きな姿勢で読ませたほうが良いです。
まちがっても、姿勢を良くさせようなどといって、机に正座させたりしてはいけないのです。