昔に比べて、日本の子供の体格は飛躍的に良くなっています。
が、その一方では、「生活習慣病」が子供のなかにも広がっています。
また、骨が折れやすくなったとか、肥満児が増えたとか、昔と比べて豊かすぎる食生活が子供たちの健康を蝕(むしば)んでいます。
最近の子供たちは「姿勢が悪い」、というのも良くいわれることですが、テレビやファミコン、携帯、あるいは受験勉強が原因なのか、視力が悪くなり、そのせいか机にはりつくような前かがみの姿勢で物を書いたり、読んだりの悪循環。
学校で「気をつけ!」をさせても、猫背だったり、背骨が曲がっていたりする子供も少なくありません。
さて、そういった子供の姿勢を直すコツは、まず食生活から正すと良いでしょう。
子供の好きなハンバーガーやシューといったやわらかい食べ物は、口の中でモグモグする時間が短いために、つい前傾姿勢になって、つぎつぎと口の中に運ぶことになるので、好ましくありません。
なるべく、噛(か)んで飲み込むのに時間がかかるかたい食品を食べさせると良いです。
また、おやつひとつをとっても、プリンやヨーグルトなどではなく、ハードなガムやスルメをかませたほうが良いです。
それから、これも大事なことですが、親自身もつねに良い姿勢を心がけること。
子供は、親の背中と姿勢を見て育つ、のです。