ワイシャツの裾(すそ)は、不必要と思えるほど、とても長く作られています。
これは一体、何故なのでしょうか?
ワイシャツの裾は、かつてはパンツを兼ねていた
ワイシャツの裾は基本、前後ともに真ん中の部分だけ長く作られています。
実はこれ、かつてワイシャツの裾がパンツを兼(か)ねていたときの名残(なごり)です。
シャツは、上着の下に着るもの。
そのため、昔はワイシャツも下着として扱われていました。
そして当時の人たちは、パンツを履(は)く習慣がなかったため、ワイシャツの長い裾の部分をボタンでとめて、”大事な部分”を隠していたのです。
パンツを履く習慣は1930年代から
下着のブリーフやトランクスが普及するのは、1930年代のことです。
日本にはふんどしという下着が存在していました。
が、それまで欧米の男性は、なんと、ノーパンだったのです!
1939年の時点で、ドイツの田舎では、老婆たちがスカートを上げて兵士たちをからかっていたという記述があるので、農村部では普及はさらに遅かったようです。
おわりに
パンツを履いた猫
出典:https://twitter.com/tatuya01/status/1250449125205667841/photo/1
今日は、ワイシャツの裾は何故長いのかという話を書いてみましたが、いかがでしたか?(^^)
ワイシャツがパンツの役割も果たしていたとは驚きですね。おお!(゚o゚)
パンツといえば、ジーンズが何故紺色をしているのかご存じですか?
こちらも、ワイシャツ同様、ちょっと意外な理由でした。(゚_゚)