ラーメンの丼(どんぶり)など、中華料理の食器には、たいてい渦巻き模様のようなものが入っています。
この模様は、何という名前なのでしょうか?
そしてこの模様には、一体どんな意味があるのでしょうか?
ラーメンの丼などに描かれている渦巻き模様の名前と意味は?
ラーメンの丼などに描かれている渦巻き模様は、「雷紋(らいもん)」といいます。
雷紋は、文字通り雷に由来する模様で、雨と雷を合わせた意味を持ち、「雷雨(らいう)」を表わしています。
雨は、田畑を潤(うるお)すことから、作物が豊作になるという良い意味で用いられてきました。
中国では昔から、稲妻は天の意志を表わすもので、恐れ崇(あが)められてきました。
そのため、この模様は食器だけでなく、いろいろなものに使われています。
この模様はまた、紀元前16世紀の青銅(せいどう)に使われているのも発見されています。
中華料理の食器に描かれている渦巻き模様は、何千年も前から変わらない、由緒(ゆいしょ)ある模様なのです。
おわりに
「ニャー、ママ。雷紋(らいもん)って、由緒ある家柄という意味だよニャ」「それは、『名門』」
今日は、ラーメンの丼などに描かれている渦巻き模様の名前と意味について書いてみましたが、いかがでしたか?
雷と聞くと、私などはジグザグに走った線が描かれた図柄を想像します。
これぞまさに、「ところ変われば品変わる」というものなのでしょうね。(^^)