スペードのあの不可解なカタチは一体何を表わしている? – 貴族階級の「槍」を意味していた!

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トランプのデザインには、想像力を刺激する要素がたっぷりとつまっています。
とりわけ、トランプの4つのマークの中で、もっとも不可解なのがスペードのデザインです。
ハート形をひっくり返して、下から支えたようなあの形は、一体何を表わしているのでしょうか?

また、ダイヤのキングにも、未だ解けない謎があります。
それは一体、どんなものなのでしょうか?

スペードのあの不可解なカタチは何を表わしている?

実は、トランプの4つのマークは、14~15世紀のヨーロッパの社会階級のシンボルです。
そしてスペードは、貴族階級の槍(やり)を意味していたのです!

カードゲームでは、スペードが1番強いものが多いですね。
これは、階級を意味しているためです。
イタリア語では、「spade(スパーダ)」=「剣」という意味なのです。

他の3つは、ハートは教会の僧侶の聖杯(せいはい)、ダイヤは商人の仕事、クラブ(クローバー)は農夫の生活をそれぞれ象徴しています。

スペードには、もうひとつ謎が!

そしてスペードには、もうひとつ謎があります。
それは、スペードだけ、何故マークが大きく描かれているのかということです。

スペードだけが大きなマーク

スペードは貴族階級の中のエース的存在なので特別扱いをされているのかと考えてしまいがちですが、そうではありません。
その理由は、イギリスでカードに課税(かぜい)していた頃の名残(なごり)で、納税証明(のうぜいしょうめい)を印刷するカードが、スペードのカードと決められていたためなのです。

いまだに謎が解けないダイヤのキング

そして、いまだに謎が解けないのがダイヤのキングです。
他の3人のキングがいずれも前を向いているのに、何故か彼だけがそっぽを向いています。

そっぽを向くダイヤのキング

その理由に関しては、愛しのクレオパトラを見つめているから、ダイヤは富を表わしており、愛よりも富を望むから、また、片目だったから、などと諸説ありますが、定説はないようです。

おわりに

「ニャー。あれ、トランプ大統領じゃニャイか?」「えっ? トランプって、カードじゃなくて人間ニャの?」
トランプって人間? 猫の会話

今日は、スペードの不可解なカタチは一体何を表わしているのかという記事を書いてみましたが、いかがでしたか?
トランプには、他にも謎があります。
それは、トランプを構成する4種類のカードが、何故13枚ずつなのかということです。

実は、これには深い意味がありました。
この謎については、以下の記事をお読みください。

トランプは、同じマークが13枚で構成されています。13という数字は西洋では不吉な数で、しかもトランプは、この数がご丁寧にも4種類で1組となっています。何故このような縁起の悪い枚数で構成されているのでしょうか?その理由は、ズバリ、トランプが1年を表わしているからです!
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