「どっこいしょ」という掛け声は仏教由来の言葉だった?

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「どっこいしょ」

「どっこらしょ」と立ち上がる猫
写真はこちらからお借りしました。

椅子から立ち上がるときなどに、思わず口から出てしまう「どっこいしょ」という言葉。
この言葉の語源には諸説ありますが、そのひとつが仏教に由来するというものです。

「どっこいしょ」は仏教の「六根清浄」に由来

日本では昔から、山に祖先(そせん)の神様がいると信じられていました。
そのため、信仰の対象として山に登るという風習がありました。
その際に唱(とな)えていたのが「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」という言葉です。

六根清浄の「六根」とは、目、鼻、耳、舌、身、意(心)の6つを指す仏教用語です。
この六根から生まれる欲望を断ち切り、心身(しんしん)を清めるという意味で、この言葉を唱えたのだといいます。
そして、この六根清浄が転じて「どっこいしょ」になったというわけです。

「どっこいしょ」の他の説は?

「そうニャンか。なかなか奥が深いニャー」

思惟する猫

民俗学者の柳田國雄(やなぎだくにお)は、この「どっこいしょ」という言葉の語源に関して、別の説を唱えています。

彼によれば、相手の行動や発言をさえぎる感動詞である「どこへ」がこの言葉の語源で、これが「どっこいしょ」に変化したのだといいます。

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