大相撲でいう「力士(りきし)」と「関取(せきとり)」。
この2つは、そもそも何がどう違うのでしょうか?
「力士」と「関取」は、そもそも何がどう違う?
「力士」は相撲取りの総称、「関取」は十両以上の相撲取りをいう。
「力士」と「関取」は、一見同じ相撲取りのことをいっているように思われます。
しかしながら、両者には大きな違いがあります。
まず、「力士」ですが、こちらは相撲取りの総称で、日本相撲協会に入門し、新弟子検査に合格すれば、力士になれます。
一方、「関取」ですが、こちらは十両以上の相撲取りのことをいいます。
相撲取りは、下から序の口(じょのくち)、序二段、三段目、幕下、十両、前頭(まえがしら)、小結(こむすび)、関脇(せきわけ、せきわき)、大関(おおぜき)、横綱(よこづな)の順に番付が上がっていきます。
が、序の口から幕下までは給料をもらえず、一人前とみなしてもらえません。
十両以上になると、つまり「関取」になると、初めて給料がもらえるようになり、さらに付け人がつくなど、待遇(たいぐう)が一気に変わるのです。
写真は、こちらからお借りしました。
さらに、上図に示すように、前頭以上になると「幕内」と呼ばれ、その中でも、小結、関脇、大関の力士は「三役」と呼ばれます。