近年ではPCや携帯、スマホなどを使ったe-mail(イー・メール)での情報交換が一般的となり、使用頻度がめっきり減ってしまったハガキや封書でのやり取り。
ハガキや封書を送るためには、郵便切手が欠かせませんが、この切手は、一体いつ頃、誰が発明したものなのでしょうか?
また、世界最初の切手は、どのようなデザインだったのでしょうか?
郵便切手を発明したのは誰?
切手は、1840年に、イギリスで初めて発行されました。
切手を発明したのは、「近代郵便制度の父」と呼ばれたイギリス人のローランド・ヒル(Rowland_Hill、1795年~1879年)です。
Rowland_Hill
写真は、こちらからお借りしました。
当時、郵便物の配達法としては、切手を使わない前払いの方法もありました。
が、切手のほうが優れていたために、またたく間に全世界に広がっていき、今日に至っています。
世界最初の切手は?
また、世界で最初に発売された切手は、1840年(天保11)5月6日(発行日は5月1日)にイギリスで発行された1ペニー(One Penny)と2ペンス(Tow Pence)の2種類の切手です。
これらの切手は、黒と青のインクを使ったもので、それぞれ「ペニー・ブラック」、「ペンス・ブルー」の愛称で呼ばれています。
写真はこちらからお借りしました。
切手の図柄は、ヴィクトリア女王(1819 – 1901)の気品ある横顔が描かれています。
大きさは横19×縦23 の長方形で、裏のりはついていますが目打ち(周りのギザギザ)はありません。
なお、切手に使用されている用紙には、偽造防止のため、王冠模様の透かしが入っています。
世界初の変わり種切手・金箔切手
写真はこちらからお借りしました。
なお、世界初の変り種切手の雄といえる、「金箔切手」というものがあります。
この切手の図柄は、1965年(昭40)12月4日にガボンによって発行された「シュバイツァー博士追悼」記念切手です。これが世界最初の金箔切手で、裏糊引きをした純金の箔にエンボス加工をして印面を作り、目打の型抜きをして作られています。