「ごまかす」の語源は? また、類語は?

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「あっ、3分で髪の毛が増えてる! ごまかしだニャン!」
驚く ネコ
写真は、こちらからお借りしました。

見かけだけで、内容が伴っていないことを意味する「ごまかす」という言葉。
この言葉は、一体どこから来ているのでしょうか?
また、「ごまかす」の類語には、どのような言葉があるのでしょうか?

「ごまかす」の語源は?

「ごまかす」の語源は、江戸時代に売られていた「胡麻胴乱(ごまどうらん)」というお菓子が由来とされます。

胡麻胴乱というのは、小麦粉にゴマを混ぜて焼いたお菓子です。
このお菓子は、大きく膨(ふく)らんで香ばしく焼きあがってはいるものの、食べてみると、中身がスカスカ。
大変ガッカリしたことから、「ごまかす」という言葉が生まれたといいます。

他の説としては、弘法大師(こうぼうだいし)の焚(た)いたありがたい「護摩の灰」だとして、偽物の灰を売り歩いた者がいたことが語源であるとする説があります。

「ごまかす」の類語は?

「ごまかす」の類語には、以下のような言葉があります。

化かす、まやかす、誑(たぶら)、騙(だま)くらかす、惑(まど)わせる、丸めこむ、騙(だま)す、偽(いつわ)る 計(はか)る、騙(だま)し込む、欺(あざむ)く、誑(たぶらか)し込む

おわりに

今日は、「ごまかす」の語源と類語について書いてみましたが、いかがでしたか?

「ごまかす」といえば、「お茶を濁す」という言葉は、”安いお茶をごまかして、上等な抹茶に見せかける”ことから来ていました。
詳しくは、以下の記事をお読みください。

「お茶を濁す」という言葉があります。この言葉の語源は、安いお茶を上等な抹茶に見せかけることから来ていました。この抹茶は、かつては貴族や僧侶(そうりょ)だけが楽しむ、特別な飲み物でした。室町時代以降は、庶民の間にもお茶が浸透(しんとう)していきましたが、それは抹茶ではなく、当然安価なお茶でした。それを、何とか上等な抹茶に見せかけるため、お茶をかき混ぜ、濁(にご)らせたのです。そこから、いい加減にその場を繕(つくろ)ってごまかすことを「お茶を濁す」というようになりました。
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