ジュンク堂書店 池袋本店
写真はこちらからお借りしました。
2015年に、「丸善(まるぜん)」と「ジュンク堂」というふたつの大型書店が合併してできたのが「丸善ジュンク堂」です。
が、そもそもこのふたつの社名には、どのような由来があるのでしょうか?
丸善とジュンク堂の由来は?
ユニークな「丸善」の由来
1869年(明治2年)1月1日に創業された「丸善」の社名は、その登記簿に代表者として「丸屋善八」という架空の人物を記載したことから生まれました。
最初の店舗となった日本橋店は、「丸屋善七店」を名乗り、創業者は福沢諭吉(ふくざわ ゆきち)の門人である早矢仕有的(はやし ゆうてき)でした。
この丸善という屋号は、もともと「球善(まるぜん)」で、球(たま)は地球を意味し、そこには「洋書を輸入販売することは知識を世界に求めることである」という意味が込められているといいます。
「ジュンク堂」の由来は、さらにユニーク
一方、「ジュンク堂」の由来は、丸善よりもさらにユニークです。
現在の丸善ジュンク堂の社長である工藤泰孝(くどう やすたか)氏は、大学を卒業後、父親の経営する書店取次店「キクヤ図書販売」に入社。
そののち、書店部門「大同書房」を任されて独立しました。
が、その社名が、氏には何とも古臭く感じられ、気に入りません。
そこで、何度も父親に新社名を提案するのですが、いずれも聞き入れてもらえません。
頭を抱えた工藤氏は、苦肉の策で父親の苗字(みょうじ)と名前をひっくり返して提案してみたところ、これが意外と気に入られ、一発でOKが出たといいます。
つまり、ジュンク堂とは、「淳工藤」のことだったのです。
おわりに
今日は、丸善とジュンク堂のそれぞれの由来を書いてみましたが、いかがでしたか?
しかし、ジュンコ、じゃなかったジュンクが人の名前だったというのは驚きですね。😮オオッ!