「丁寧にあつかう」「丁寧な対応」のように、「注意深いこと」や「礼儀正しいこと」をいう「丁寧(ていねい)」という言葉がありますが、この語源は、意外なことに楽器の名前でした。
「丁寧」は、中国の軍で使われた楽器の名前だった
古く、中国の軍で使われた「丁寧」と呼ばれる楽器がありました。
この楽器は、「鉦(しょう)」とも呼ばれ、警戒の知らせや注意を促(うなが)すために用いられました。
丁寧
写真は、こちらからお借りしました。
そこから、ものに対しても「”注意深く”あつかうこと」をいうようになり、人に対しても「細かく注意を行き届けること」、すなわち「礼儀正しいこと」をいうようにもなりました。
おわりに
今日は、「丁寧」というのは、中国の軍で使われた楽器の名前だったという話でしたが、いかがでしたか?
現在では、丁寧は「いい加減」「ぞんざい」の反対語として使われていますが、これは意外でしたね。おお!(゚o゚)
そうそう。「丁寧」といえば、同名の中国出身の女子卓球選手がいましたね。
丁寧(てい ねい、ディン ニン、1990年6月20日 – )は、中国黒竜江省大慶市出身の卓球選手。身長172cm。世界ランキング1位。
五輪、世界選手権、ワールドカップの3大大会のシングルスで全て優勝経験を持つ、いわゆる大満貫の達成者。
鉦は、もうほとんど見ることはなくなったので、ひょっとしたら将来、「丁寧は、礼儀正しかった同名の卓球選手に由来」といった珍説が出てくるかも知れませんね。ウーン。(‘_’)ドウダロウ。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%81%E5%AF%A7_(%E5%8D%93%E7%90%83%E9%81%B8%E6%89%8B)