東京都内・ 神奈川県内で、定期観光バス(ていきかんこうバス)と貸切バス(かしきりバス)を運行(うんこう)している会社・はとバス。
このバス会社の名前は、何故「はと」なのでしょうか?
この記事では、はとバスの名前の由来、そしてどんな会社なのかということを探ってみたいと思います。
はとバスは何故「はと」?
はとバスの社名に含まれる「はと」は、平和、安全、そして快速(かいそく)の象徴である鳩(はと)に由来しています。
特に、伝書鳩(でんしょばと)は、目的地に迅速(じんそく)に到着して手紙を届けたら、出発地に確実に戻ってくる特性があり、安心感を与える存在でもあります。
このような理由から、はとバスは鳩をバスのシンボルとして選び、バスの車体にも鳩の図案が描かれることになりました。
その結果、はとバスは単なる交通手段ではなく、平和の象徴(しょうちょう)としての役割をも担うこととなりました。
1963年、はとバスは社名を「株式会社はとバス」に変更。この社名変更で、はとバスは利用者により親しみやすい観光バス会社となり、顧客(こきゃく)に対する信頼感も増しました。
そしてその後、はとバスは観光業界(かんきょうぎょうかい)におけるリーダーとして、確固(かっこ)たる地位を築いていくことになります。
はとバスってどんな会社?
はとバスは、1948年という戦後の復興期(ふっこうき)に、「新日本観光株式会社(しんにほんかんこうかぶしきがいしゃ」として設立(せつりつ)されました。
当時、日本は戦後の焼け野原からの復興(ふっこう)を目指しており、観光産業(かんこうさんぎょう)の発展(はってん)が重要視されていました。
はとバスは、そうした状況(じょうきょう)の中で設立(せつりつ)されたバス会社で、観光業界(かんこうぎょうかい)において重要な役割を果たすこととなります。
1949年3月19日、はとバスは東京の上野駅から定期観光バス(ていきかんこうバス)の運行(うんこう)を開始しました。
この運行(うんこう)は、観光産業(かんこうさんぎょう)の復興(ふっこう)を象徴(しょうちょう)するもので、戦後日本における新たな観光の形を提供(ていきょう)することを目的としていました。
また、この初めての運行(うんこう)は多くの観光客(かんこうきゃく)を魅了(みりょう)し、はとバスは瞬く間に東京観光(とうきょうかんこう)の代名詞となり、地域経済(ちいきけいざい)の活性化にも寄与(きよ)しました。
はとバスは何人乗り?
ちなみに、はとバスに乗れる人数は、何人くらいなのでしょうか?
バスには、マイクロバス、小型バス、中型バス、大型バスといった種類があります。
当然のことながら、バスの種類によって、その定員数は異なります。
はとバスに乗れる人数を示すと、以下のようになります。
はとバスの種類別の定員 | |
バスの種類 | 定員 |
小型バス | 21~25人(補助席なし) |
マイクロバス | 18~27人 |
中型バス | 27人(補助席なし) |
大型バス | 45~60人 |
おわりに
今日は、観光バス会社・はとバスは何故「はと」なのかという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
観光といえば、日本人にも人気が高い、観光スポットのひとつに、アメリカの「ワイキキビーチ」があります。
このワイキキビーチが、実は人工的に作られたものだということをご存じですか?
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