タツノコプロ製作のSFアニメ・「未来警察ウラシマン」で、最終回はどうなるのでしょうか?
写真は、こちらからお借りしました。
機動メカ分署、解散を命じられる
ヒューラもルードヴィッヒも死に、犯罪組織(はんざいそしき)ネクライムは壊滅(かいめつ)します。
ウラシマンの活躍(かつやく)によって、ネオトキオ市に平和が訪れたのです。
が、それとは裏腹(うらはら)に、ネクライムの壊滅によって不要となった機動メカ分署は、解散を命じられます。
ネクライム唯一の生き残りであるジタンダは、ルードヴィッヒたちの墓前(ぼぜん)で、組織再生の誓いを立てます。
そして自ら、第3代総帥(そうすい)を名乗ることを決意します。
リュウ、クリスマススター賞を贈られる
一方、ウラシマ・リュウには、ネオトキオ市からクリスマススター賞が贈られることになりました。
この賞は、最高名誉市民賞であり、権威(けんい)ある勲章(くんしょう)です。
権藤(ごんどう)たちは、リュウの受賞を素直に喜び、これでメカ分署(ぶんしょ)も存続(そんぞく)するだろうと希望をもちます。
しかしながら、当の本人のリュウは、その経緯(けいい)で起こったさまざまな出来事を思い、心の整理ができないでいました。
そして、周囲の人に、自分を見つめ直すために旅に出ると告げます。
これを聞いた権藤たちは、これを止めます。
リュウも、彼らの気持ちを汲んで、とりあえず賞を受けることにします。
リュウ、狙撃される!
ところが、この賞に、ジタンダが乗り込んできます。
リュウたちは、授賞式はそのままに、彼を追いかけ、追い詰めます。
そして、捕まえるのを躊躇(ためら)ったそのとき、
「早く捕まえろ! 刑事だろ!」
と、心ない声が飛んできました。
この言葉に切なくなったリュウは、勲章(くんしょう)を外すと、やはり旅に出る決意を固めます。
今度は、権藤たちもリュウの意志を汲み、これを認めます。
とその瞬間、何者かがリュウを狙撃(そげき)!
リュウは、その場にくず折れてしまうのでした。
メカ分署、存続の運びに
そんな緊迫(きんぱく)した現場に登場したのは、なんと、ルードヴィッヒ、ミレーヌ、スティンガーウルフの面々。
これには、その場にいた誰もが驚きを隠せませんでした。
そうです、ヒューラーの死を含め、一連の経緯は、すべてルードヴィッヒの命懸けの芝居だったのです!
さらには、ジタンダを救出するために、彼らはリュウを狙撃したのです!
しかしながら、幸運なことに、その弾丸はリュウの頭頂部をかすめただけで、リュウは死んでいませんでした。
その代わり、頭部は見事な逆モヒカンになってしまっていました。
彼らが生きているとなれば、メカ分署の解散もありません。
切り替えの早い権藤は、すぐにリュウたちに出動せよとまくし立てます。
かくして、気を取り直したリュウたちは、彼らを追いかけ始めるのでした……。
「未来警察ウラシマン」のテレビ放送
1983年1月9日 – 12月24日(全50話)