スターリング・ノースの回想小説・「はるかなるわがラスカル」を原作とした「あらいぐまラスカル」のテレビアニメで、最終回はどうなるのでしょうか?
写真は、こちらからお借りしました。
ラスカルとお別れの日がやってくる
ラスカルを、森に帰す日がやってきました。
その日、友達のアリスがスターリングを訪ねてきました。
ラスカルにキャンディーを持ってきたのです。
そしてアリスは、自分も一緒に行けないかと尋ねます。
が、スターリングは、やはりラスカルと2人で森へ向かうと告げます。
スターリングとラスカルは、アリスに見送られながら、サンダース河でカヌーに乗ります。
そこから2人はロックリバーへと下り、その先のコシュコノング湖を目指すことになります。
カヌーでは、ラスカルがアリスにもらったキャンディーをなめています。
スターリングは、その姿を見ながら、今までの出来事を思い出します。
やがて、コシュコノング湖にカヌーが到着すると、2人は夜が訪れるのを待ちます。
スターリング、涙ながらにラスカルを見送る
湖に満月の夜がやって来ると、湖畔(こはん)の森からあらいぐまの鳴き声が聞こえ始めます。
声がする方を見ると、メスのあらいぐまが、ラスカルに向かって呼びかけているようです。
スターリングは、何度も振り返るラスカルに、
「行って、お前の幸せをつかめ」
と告げます。
するとラスカルは、カヌーから湖に飛び込み、呼びかけるメスの方へと泳いでいきました。
2匹のあらいぐまがこちらを見ている中、スターリングは涙ながらに湖をあとにします。
写真は、こちらからお借りしました。
スターリング、ミルウォーキーへ旅立つ
やがて、スターリングがミルウォーキーへ旅立つ日がやってきました。
出発前に父とともに母の墓参りをすませると、スターリングは駅へと向かいます。
するとそこには、アリスとオスカーが見送りに来ていました。
彼らと挨拶(あいさつ)を交わすと、スターリングは1人で汽車に乗り込み、ミルウォーキーへと旅立ちます。
汽車の窓から離れ行く故郷を眺(なが)めながら、スターリングは人々への感謝を胸に抱(いだ)きます。
そして、本当の友達だったラスカルの幸せを、心の底から祈るのでした。
「あらいぐまラスカル」のテレビ放送(全52話)
1977年1月2日 – 1977年12月25日