手塚治虫(てづか おさむ)のSF漫画・「鉄腕アトム」のテレビアニメで、最終回はどうなるのでしょうか?
写真は、こちらからお借りしました。
「鉄腕アトム」は、何度かアニメ化されています。
最初のシリーズの最終回は、以下の通りです。
太陽の異常爆発で地球に危機が!
ある日、世界中の動物たちが、北極と南極に向けて大移動を開始しました。
何らかの原因で、地球上の気温が上昇し、動物たちは暑さから逃れようとしていたのです。
科学者たちの見解(けんかい)では、太陽が異常爆発を起こしており、このままでは、地球で生物が暮らせなくなるといいます。
全人類、宇宙へ旅立つ
人類は、太陽の異常が収まるまで、宇宙空間に避難(ひなん)することを決定。
地球はロボットたちに託(たく)し、全人類は10万種の動物と10万種の植物とともに、宇宙へ旅立ちます。
人類が去った地球は、当初地球大統領となったロボット・ロボンに率(ひき)いられていました。
が、ロボンは何者かに襲われ、その後継者(こうけいしゃ)として、アトムが継ぐことになります。
ナポレタン、アトムに敗れる
一方、10年前に改造手術を受けてサイボーグとなった、脳だけは生身の人間であるナポレタンは、ロボットが地球を統治(とうち)することに我慢できません。
自分こそ地上の統治者にふさわしいと考え、破壊活動(はかいかつどう)をしたり、アトムの家族を誘拐(ゆうかい)したりと、アトムに激しく敵対(てきたい)します。
そして、激しい戦いの後、ナポレタンはアトムに敗れます。
ナポレタンは、太陽の異常を収束(しゅうそく)できるカプセルをアトムに託すと、濃硫酸(のうりゅうさん)の中へ身を投げます。
アトム、カプセルを持って太陽に飛び込む!
アトムは、そのカプセルを持って、太陽に向かいます。
が、アトムが投下したカプセルは、隕石(いんせき)に衝突して軌道(きどう)が変わってしまいます。
それを見たアトムは、家族に別れを告げ、
「地球はきれいだなあ」
とつぶやくと、地球のため、そして人類のために、カプセルを抱いて、太陽へと飛び込んでいくのでした。
写真は、こちらからお借りしました。
「鉄腕アトム」のテレビ放送
第1作:(鉄腕アトム) 1963年1月1日 -1966年12月31日(全193話)
第2作:(鉄腕アトム) 1980年10月1日 - 1981年12月23日(全52話)
第3作:(ASTRO BOY・鉄腕アトム」) 2003年4月6日 - 2004年3月28日(全50話)