ごく普通の家庭に住み着いた、1匹の間の抜けたオバケが引き起こす騒動(そうどう)を描いた、藤子不二雄(ふじこ ふじお)のギャグ漫画「オバケのQ太郎」。
この漫画の主人公のQちゃんことQ太郎は、裸ではなく、ちゃんと服を着ています。
その服の中は、一体どうなっているのでしょうか?
写真は、こちらからお借りしました。
公開されている『オバ服』とその中身
Q太郎の本当の姿は、実は今まで一度も明かされていません。
が、そこはかつて「ドラえもん」以上に大ブームを巻き起こした「オバケのQ太郎」。
オバQの服、いわば『オバ服』にまつわる設定と、分かっている範囲での本当の姿は以下の通りです。
1.Q太郎の服は、バケトロン(バケミロン)という素材でできており、脱いで放っておけば、ひとりでに汚れが落ちてしまう
2.Q太郎は、着替えを2着持っているが、デザインは全て同じ
3.Q太郎の服は、洗濯すると縮(ちぢ)んでしまう
4.服の中の秘密は、オバケの命
そして、以下が「名画をかこう」(連載が中断された時の作品)に登場した、最も詳しく描かれたQちゃんの服の中身です。
何か、良く分かったような分からないような感じですね。
服の中にはオバケの命が入っていることは分かりましたが、上半身もどうなっているのか、是非見てみたいところです。
また、このイラストでは、お腹の部分にヘソのようなものが描かれていますが、第1話で、Q太郎は卵から生まれたことになっています。
それならば、ヘソはないはずで、これがヘソなのかどうか判然(はんぜん)としません。
ということで、さらに調査を続けると…、
あった! ありました! ついに見つけました! Q太郎の服の中身を!
ついに見つけた、Q太郎の服の中身!
Q太郎の服の中身は、こうなっています!
これは、主流の「少年サンデー」ではなく、マイナーな「小学六年生」に描かれていた、服を脱いだQ太郎の姿です。
が、服を着た姿と、あまり変わりませんね。(^^;
私は、もっと何か奇抜な(?)姿を想像していました。
しかしながら、Q太郎の服の中身がどうなっているのかというのは、私の長年の謎のひとつだったので、これはこれで満足しています。(^^)
なお、上記のイラストは、当時この学年誌を愛読していた一読者が、当時の記憶をもとに再現したもので、公式のものではないことを付記しておきます。
が、下半身の部分が公式のものと同じことから、かなり正確に描かれているものと思われます。
オバケのQ太郎のふるさと・「オバケの国」は一体どんなところ?
ちなみに、オバケのQ太郎は「オバケの国」から来たとなっていますが、オバケの国というのは一体どんなところなのでしょうか?
こちらも調査してみました。
「オバケの国」は、以下のような設定となっています。
1.オバケの国は、雲の上にある
2.町の中心は、オバケ銀座が通っている
3.オバケの国の食べ物は、食用雲。取り立てはおいしいが、工場の煙が混ざったりするとむせてしまう
4.泥棒がいず、交通事故もない
5.ウソをつくと、地面の雲が抜けて、落ちてしまう
6.オバケの国にいる動物は、オバケネコ、オバケネズミ、オバケブタ、オバケウマなどのおとなしい動物のみ。イヌもいない
7.飛行機が来ると、雲が舞い上がり、町を隠してしまう
8.つり堀では鳥を釣る
なるほど! 「オバケの国」には、犬はいないんですね。
Q太郎が犬が苦手な理由が、何となく分かった気がします。
また、「オバケの国」のつり堀は、魚ではなく「鳥」を釣るんですね。
オバケ銀座も、たくさんのオバケたちがいて、楽しそうです。
料理もおいしそうですね。
面白そうなので、もしできることなら一度行ってみたいものです。(^^)
参考にしたサイト
オバQ物知りハカセ
tp://www.fujiko-f-fujio.com/fan/obaq/14hakase/settei.html
オバケのQ太郎の服の中身 – ゴジラと同じ歳なんですけど
http://blogs.yahoo.co.jp/motemotex/26881121.html
知られざるオバケの歴史『ようこそオバケの国へ』 https://note.com/shatoru0619/n/nf161996db0d2