タバスコに含まれている、辛み成分であるカプサイシンそのものは無色透明です。
そのため、タバスコをろ過すると、すり潰したトウガラシのみが取り除かれて、無色透明の液体となります。
タバスコとは?
タバスコ(Tabasco、タバスコソース)は、メキシコ・タバスコ州原産のキダチトウガラシの一品種チレ・タバスコを使った辛味調味料です。
アメリカのルイジアナ州エイブリー島に本社を置くマキルヘニー社 (McIlhenny Company) の創業者が1865年に考案し、現在も同社が商標権を持つアメリカの調味料です。
赤い色をした製品が多く、ピリッとした刺激的な辛さと酸味が特徴で、世界各国でホットソースの定番製品とされており、調味料として各種料理に使用されています。
タバスコの日本での普及の裏にはアントニオ猪木が!
なお、日本にタバスコが入って来たのは、第2次世界大戦後の1940年代といわれています。
1970年代に、プロレスラーのアントニオ猪木が設立した貿易会社「アントン・トレーディング社」が、前述のマキルヘニー社と代理店契約を結び、販売権を得て、日本人にその味を定着させたそうです。
ただし、アントニオ猪木は、別件で借金を抱えたため、後に販売権を手放しています。