フラッシュ撮影で目が赤く写るのは何故? また、その対策は?

この記事は約 1 分で読めます

赤目現象

カメラ撮影で、フラッシュをたいて人物を撮影したときに、被写体(ひしゃたい)の目が異常に赤く写ることを「赤目現象(あかめげんしょう)」といいます。
が、何故このような現象が起こるのでしょうか?
また、このような写真にならないために、何か対策はあるのでしょうか?

フラッシュ撮影で、目が赤く写るのは何故?

網膜(もうまく)には、たくさんの毛細血管が集まっています。
フラッシュの光が、この血管を照らした瞬間が写真に写りこむことによって、このような現象が起こります。
つまり、目が赤く写るのは、血液の色が原因というわけです。

赤目現象は、瞳孔(どうこう)が大きく開く暗い場所で写真を撮影するときに、頻繁(ひんぱん)に起こります。
さらにまた、水晶体が澄んでいる子供や、眼底色素がもともと少なく、瞳孔の色が青や緑の白人を撮影した際にも発生しやすいといいます。

それでは、この現象が起こらないようにするには、どのようにしたら良いのでしょうか?

赤目現象が起こらないようにするには?

写真撮影時に、この赤目現象が起こらないようにするには、以下のような方法があります。

1.フラッシュを使わないで撮影する。光量は、明るい場所で撮影する、レンズの絞りを広げる、感度の高いフィルムを使う、シャッター速度を遅くする。

2.部屋の照明を明るくしておく。瞳孔が若干閉じ気味になることで赤目が起きにくくなる。

3.フラッシュの光を直接被写体に当てず、天井や壁、またはプロが使う反射板に向けて、その反射光を被写体に当てる。フラッシュの光が拡散されて目に届くため、赤目が起きにくくなる。

4.フラッシュをカメラから離し、光が斜めから目に入るようにする。反射光は直接カメラに入ってこなくなるため、赤目が起きにくくなる。

5.カメラに備わっている赤目軽減機能を使う。これは、撮影の直前にフラッシュを少し光らせ、瞳孔を閉じさせてから再度フラッシュを光らせて撮影するもの。そのため、フラッシュが事前に光ったときに被写体がまばたきをしてしまうと効果がなくなる。

ネコにフラッシュをたくと失明の危険が!

なお、夜行性動物であるネコの眼は非常に敏感で、ライトなどの強烈(きょうれつ)な光に弱く、真っ暗闇で突然フラッシュをたいて撮影したりすると、失明する危険性があります。

ネコの フラッシュ撮影

ネコを撮影するときには、くれぐれもフラッシュはたかないようにしましょう。

参考にしたサイト
赤目現象 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/赤目現象
要注意!猫にフラッシュ撮影をしてはいけない理由
https://matome.naver.jp/odai/2139239803013052301

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告