ラッコと聞くと、水の上で仰向けになってお腹の上に石を乗せ、貝をぶつけて割る、ユニークで可愛いしぐさが瞼(まぶた)に浮かびます。
が、ここでひとつ疑問が沸きます。
もしも、ラッコが貝を割ろうとしたときに、石がなかったらどうするのでしょうか?
答えを先に書けば、実はラッコは、自分専用の石を常に携帯していたのです!
ラッコは、自分専用の石を常に携帯していた!
実は、ラッコが携帯している石というのは、そこら辺に転がっていた、一山いくらの石(?)ではありません。
とても気に入っている、自分専用の石なのです。
ラッコは、左わき腹のたるんだ部位をポケット代わりにして、ここにいつも石を入れています。
そして、貝を見つけたら、ここから取り出して使います。
ラッコは、この石には並々ならぬこだわりをもっていて、一度気に入った1つの石を、長い間ずっと使い続ける習性があります。
時には、お気に入りの石を、仲間のラッコに自慢することもあるそうです。
それほど気に入っている石なので、もしもなくしてしまった場合には、そのラッコは食事も取れなくなるほど落ち込んでしまうといいます。
この石は、それだけラッコにとって大切な存在なのですね。
おわりに
「ニャー。ラッコって、川に住んでいる生き物を洗って食べる動物だよニャ」「それは、『あらいぐま』」
今日は、ラッコの石はどこから出てくるのかという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
自分で厳選(げんせん)したお気に入りの石を常に持っているなんて、何か微笑ましいですよね。(^^)