起源一覧

年末に大掃除をするのは何故? いつから始まった? また、いつまでにやれば良い?

昔の日本には、現在のように電気やガス、灯油といったものはなく、ご飯を炊いたり、煮物をつくったりするときは、もっぱら「竈(かまど)」や「囲炉裏(いろり)」といった設備を使い、熱源には薪(まき)や炭を使っていました。夜になると、照明に「行燈(あんどん)」を使い、熱源にはロウソクや菜種油(なたねあぶら)などを使っていました。そのため、年末になる頃には、家中の壁から天井まで真っ黒、といった感じになっていました。そこで、この1年でたまった煤(すす)を年末に掃除する、という習慣が定着(ていちゃく)しました。

え? 「名刺」は昔、本当に刺していた!? – 名刺の語源

名刺という漢字を改めて良く見てみると、『名を刺(さ)す』と書かれていることが分かります。何故、名を”刺す”のでしょうか?実は、名詞は、昔は本当に刺していたのです。名詞の起源は、古代中国(20~280年頃)まで遡(さかのぼ)ります。この時代の身分の高い人たちは、誰かの家を訪問するとき、当時はまだ紙が発明されていなかったため、自分の名前と用件を記入した竹片や木片を持参していました。そして、相手が不在の場合には、これを門前の箱に刺していったとされます。

ネクタイの始まりは、クロアチア兵が首に巻いた赤いスカーフだった?

ネクタイは、どのようなきっかけで生まれたものなのでしょうか? また、日本でネクタイを最初に着用したのは、一体誰だったのでしょうか?現在のネクタイの原型ができたのは、17世紀頃とされます。国王に仕えるためにパリに訪れた際、クロアチアの傭兵(ようへい)がしていた格好が、ネクタイのルーツです。彼らはみな、首に布を巻いており、その姿に興味をもった当時のパリ市民が真似し始めたのです。

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