大判・小判の長円形はどこから来ている? – 米俵がモチーフだった
大判・小判のあの優雅な長円形は、米俵(こめだわら)がモチーフとなっています。「六百万石の大名」などといわれたように、米は経済力の象徴だったため、金貨もこれにあやかったというわけです。大判を作ったのは豊臣秀吉ですが、1枚が10両に相当するので、今でいうと10万円札のようなものになります。この金額になると、大名や大商人しか手にできないので、あまり評判がよろしくありません。
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大判・小判のあの優雅な長円形は、米俵(こめだわら)がモチーフとなっています。「六百万石の大名」などといわれたように、米は経済力の象徴だったため、金貨もこれにあやかったというわけです。大判を作ったのは豊臣秀吉ですが、1枚が10両に相当するので、今でいうと10万円札のようなものになります。この金額になると、大名や大商人しか手にできないので、あまり評判がよろしくありません。
テレビの時代劇や歴史小説などで、織田信長が豊臣秀吉を「サル」と呼ぶシーンがあります。しかし実際には、「ハゲネズミ」と呼んでいたようです。信長が、秀吉の妻であるねね(生年不詳~1624)に宛(あ)てた手紙の中に、浮気した秀吉のことを「ハゲネズミ」と表した記述があります。どうやらこれが、信長が秀吉につけた本当のニックネームのようです。