日本一覧

江戸時代に「虫売り」のカルテルがあった?

江戸時代の元禄年間に、忠蔵という煮物や飯を売る煮売り屋がいました。彼は、根岸(ねぎし)の里(現在の上野付近)で捕らえたスズムシを持ち帰り、店の隅っこに置いていました。すると、訪れた客が盛んに欲しがるので、手間賃としてわずかなお金をもらい、分けることにしました。これが評判で、買い手は増える一方。何とか手持ちのスズムシを増やす方法はないものかと思案していた忠蔵のところへ、桐山という武士が、協力を申し出ました。この武士は虫好きで、自分でスズムシやクツワムシなどの飼育に成功していました。そして、忠蔵が発売元となり、虫売りを商売とするようになったのです。

「アルプス一万尺」の歌詞に登場する「こやり」とは何?

「♪アルプス一万尺 こやりの上で アルペン踊りを踊りましょう♪」アメリカ民謡「アルプス一万尺」の歌詞の一節ですが、この曲の歌詞に登場する「こやり」というのは、一体何なのでしょうか?「アルプス一万尺」の原曲は、独立戦争で歌われて以来、アメリカ愛国歌として有名になった「Yankee Dooedle(ヤンキードゥードゥル)」です。この曲は、世界中でたくさんの替え歌を生んでいます。さて、日本語版の「アルプス一万尺」の歌詞に登場する「こやり」の意味ですが、そもそも、このアルプスというのは、日本の北アルプスのことです。

吉田茂が3匹の犬につけた名前はサン・フラン・シスコだった!?

1951年(昭和26年)、日本はアメリカをはじめとする48ヶ国との間でサンフランシスコ条約を締結(ていけつ)し、主権を取り戻しました。そして、このときの日本側の首相は吉田茂でした。さて、彼は念願の講和を果たした記念に、現地でケアンテリアという、日本では珍しい犬をつがいで購入し、帰国します。そして、オスには「サン」、メスには「フラン」、2匹の間に生まれた最初の子犬には「シスコ」と名づけ、とても可愛がったといいます。

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