えっ? オーケストラの指揮棒で命を落とした指揮者がいた?
フランスのルイ14世の宮廷楽団総監督に、リュリという作曲家がいました。彼は、長い指揮丈で床を「ドンドン!」と踏み鳴らして指揮をとっていましたが、あるとき自分の足を「グサッ!」と刺し、それが原因で命を落としてしまったのです。
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フランスのルイ14世の宮廷楽団総監督に、リュリという作曲家がいました。彼は、長い指揮丈で床を「ドンドン!」と踏み鳴らして指揮をとっていましたが、あるとき自分の足を「グサッ!」と刺し、それが原因で命を落としてしまったのです。
江戸幕府の5代将軍といえば、「生類憐(しょうるいあわ)れみの令」を出した人物-徳川綱吉-です。綱吉のことを良く知らない方でも、「人間よりも犬の命を大事にしたバカ殿」と聞けば思い出すことでしょう。さて、綱吉はいまだに歴代最悪の将軍であるかのように語り継(つ)がれています。何故なら、当時から綱吉を批判する者が多く、かの新井白石(あらいはくせき)も、綱吉を「悪い将軍だ」と書き残しています。しかし、「生類憐れみの令」は、本当に悪法だったのでしょうか?