快適なショッピングセンターは、シロアリ塚をまねていた?
シロアリが生息する地帯は、昼間は50℃、夜は0℃にもなる過酷な環境ですが、不思議なことに、巣の中は常に約30℃の気温に保たれています。シロアリ塚を良く見ると、無数の穴が空いていることが分かります。これらの穴が、自動的に湿度を調整し、温められた空気が上方に向かう性質を巧みに利用して、余分な熱や汚れた空気を外に排出する仕組みになっているのです。このシロアリ塚をまねて作られたのが、アフリカ・ジンバブエの首都ハラレにあるショッピング・センターです。