こけら落としの「こけら」の正体は?
昔の民家の屋根の多くは、「こけら板」という薄い削り板で葺(ふ)かれていたことから、建物の新築や改装工事の終わりに、板の削りくずを払い落として祝(いわ)う風習がありました。ここから、劇場の落成や初公演のことを、「こけら落とし」と呼ぶようになったといわれます。
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昔の民家の屋根の多くは、「こけら板」という薄い削り板で葺(ふ)かれていたことから、建物の新築や改装工事の終わりに、板の削りくずを払い落として祝(いわ)う風習がありました。ここから、劇場の落成や初公演のことを、「こけら落とし」と呼ぶようになったといわれます。
物事の決着をつけることを「けりをつける」といいます。この「けり」は、古文でおなじみの過去や詠嘆(えいたん)を表わす助動詞の「けり」から来ています。
「力士」と「関取」は、一見同じ相撲取りのことをいっているように思われます。しかしながら、両者には大きな違いがあります。まず、「力士」ですが、こちらは相撲取りの総称で、日本相撲協会に入門し、新弟子検査に合格すれば、力士になれます。一方、「関取」ですが、こちらは十両以上の力士のことを指します。相撲取りは、下から序の口(じょのくち)、序二段、三段目、幕下、十両、前頭(まえがしら)、小結(こむすび)、関脇(せきわけ、せきわき)、大関(おおぜき)、横綱(よこづな)の順に番付が上がっていきます。
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男勝(まさ)りの活発な女性のことを、「おてんば」といいます。漢字で書くと、「御転婆」です。この漢字を読むと、「お婆さんが転ぶ」となっています。この言葉は、どのような由来があるのでしょうか?「おてんば」の語源には諸説ありますが、最も有力なのは、江戸時代に政府の公用の役に使われた「伝馬(てんま)」という馬に由来するというものです。この馬は、自由奔放(じゆうほんぽう)で元気が良かったことから、「お伝馬」の語源になったとされます。