お金ではなく、自分の歯を預かってくれる銀行が、日本にあることをご存じですか?
その名も、ティースバンクです。
歯を冷凍保存してくれる、ティースバンク
矯正治療のために抜いた歯や、親知らずのために抜いた歯、また事故などで抜けてしまった歯などを、将来加工して再利用するために、冷凍保存してくれる、ティースバンク (teeth bank)というのがあります。
ティースバンクは、2004年に広島大学が事業化したもので、2008年3月現在約1600本の歯が保存され、冷凍後の移植は約100本となっています。
「おれは今まで、歯で苦労したことはないなあ。ホント、アリゲータいことだ」
ティースバンク設立の目的
ティースバンクは、治療時に抜いた比較的健康な歯を、CAS冷凍という方法を使って冷凍保存し、将来、虫歯や歯周病などで歯が失われた際に移植を行なうことを目的として設立された銀行です。
基本的に、健康な歯ならば、どの場所にでも移植が可能です。
しかしながら、現在のところ、薬事法によって、移植する歯は抜いた本人しか使用することはできません。
また、重度の全身疾患(ぜんしんしっかん)や糖尿病、歯周病(ししゅうびょう)などがある人に関しては、歯の冷凍保存、移植ができないことがあります。
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参考にしたサイト
ティースバンク – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ティースバンク