ひな人形を早く片付けないと「嫁に行き遅れる」、という言い伝えがあります。
これは何故なのでしょうか?
ひな祭りには、そもそもどんな意味がある?
3月3日のひな祭り。このひな祭りには、そもそもどのような意味があるのでしょうか?
ひな祭りはもともと、自分の心や体にたまった「穢(けが)れ」を人形に託(たく)し、川や海に流すことで、災厄(さいやく)を払うという風習です。
当初、ひな祭りで使われる人形は、紙や藁(わら)などでできた簡素(かんそ)なものでした。
しかしながら、江戸時代になると、人形をつくる技術が発達し、流さずに毎年飾るスタイルに変化していきました。
「早く片付けなければ穢れが戻ってくる」という新解釈が
前述したように、人形はかつて川に流していました。
それでは、今までこうして川に流していた、穢れを託した人形を、いつまでも家に飾っておいたらどうなるでしょう?
せっかく払ったそれらの穢れが、再び自分に戻ってくると考えたのです。
「『人形』って、上半身が人間で下半身が魚の生き物ニャよな」「それは、『人魚』だワン」
写真はこちらからお借りしました。
「嫁に行き遅れる」理由は?
それでは、何故このことが婚期の遅れとつながるのでしょうか?
ひな人形は、お内裏様(おだいりさま)とおひなさまの結婚式を表しています。
そして当時は、結婚するのが当たり前で、結婚することで幸せになる、と考えられていた時代でした。
そこから、ひな人形を早く出すことで「早く嫁に出す」、早く片付けることで「早く嫁に行く(早く片付く)」と連想したのです。
つまり、ひな人形を早く出すことが、女の子を早く嫁に行かせて幸せにすることにつながり、早く片付けないと災厄が戻ってくる、つまり幸せになれないと考えたわけなのですね。
コメント
はじめまして
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昔のいい伝えって色々ありますね
嫁に行って戻ったのは、お雛さんに何をしたのか・・・
アケちゃんさん、はじめまして。( ^-^)/
ブログランキングから、ようこそいらしゃいました。(^^)
昔からの言い伝えって、ホントいろいろありますよね。
おお!(゚o゚) これはなかなかスルドい指摘ですね。
言い伝えの意味からすると……、娘が家に戻ってくるのは、親がひな人形を片づけず、いつまでも飾っておいたからとなりますが、実際どうなんでしょうね。(@_@)ウーン
それでは、よかったらまたいらしてくださいね。o(^-^)o